今回のお家はお父さんが所有している大宮の分譲地に新築する計画でした。
計画に入る前にリノベ可能な建物があるかどうかも一緒にお話しをして、
夫婦お二人とも実家は近くにあるけど、旦那さんはお兄さんが所有しており、奥さんはご兄弟も帰ってくる家なので活用は難しく、旦那さんの職場も近いこの場所に新築がベスト!ということで新築で計画を進めていきました。
土地は10区画からなる分譲地で50坪の区画でしたが、東の里山に向かって眺望の良い角地で3面を道路に囲まれていました。
施主さん家族はとても仲の良い家族。インドアなので家で過ごす時間を大切にしたいと考えておられ、小さくても庭がある生活にあこがれるけど夫婦2台分の駐車場も必要。
そんな条件に+αでコロナと戦争の影響で高騰した工事費と予算の折り合いをつけながら、必要最低限の大きさで用途を満たせる様に設計し、小さくても広さを感じられる家を目指しました。
外観は外からの目線を切るために、建物と塀で家を囲うコートハウスのような形にしています。
また、家を囲ってしまう事で閉塞感が生まれないように、屋根の高さや距離感を検討して平屋部分を通して東側の里山に目線を抜いたり、家の各所から中庭の光が入るようにしています。
玄関にはロールスクリーンで仕切ることのできるシューズクローゼット。
廊下は中庭の光を家中に配ってくれる明るい空間
洗面所は脱衣所とランドリールームの間にあり、つけ置きできる大きなシンクがついた2人で並んで使える造作洗面台になっています。
ランドリールームには内窓を通して中庭から採光しています。また、作業台で畳んで隣のファミリークローゼットに持っていける動線になっています。
脱衣は最小限だけどそれぞれの下着やタオルはおける棚と脱衣かごを行けるスペースがあります
トイレは清潔感のあるブルー系の内装
キッチンはモルテックスカウンター。白い空間のアクセントになっています。
キッチン横にはパントリーもあります。
今回は白と黒と木、たまにグレーな飽きのこない内装になっています。
デッキを通して視線が里山に抜けるリビングデイニング゙。
階段はしたがルンバ基地、2段目が小上がり、4段目がワークデスクになっています。
ホームセンター大好きな旦那さんと一緒にDIYした小上がりは少し凹凸のある塗料で素材感のでた空間。
鉄骨階段を上がると2階はトイレと寝室、子供部屋。
家型が連なった外観がとてもいい感じ。
竣工からしばらくしてお伺いしたら庭に芝が張ってあったり家族でおうち時間を楽しんで居られる話が聞けてとてもうれしかったです!